「いつか行ってみたい」「富士山を目の前にソロキャンプしてみたい」。ふもとっぱらキャンプ場は、キャンプツーリング初心者の誰もが憧れる聖地ですよね。
今回、私も念願叶って初めてのふもとっぱらに行ってきました。SNSで見る通りの広大なフリーサイトと、そこにそびえ立つ絶景富士山の迫力は、想像を遥かに超えるものでした。
ふもとっぱらは「風が強い」「場所選びが難しい」といった不安もありますが、バイク一台で乗り込んだ私が体験した、設営のコツや穴場的な場所、最高の写真が撮れたスポットまで、この記事で全てご紹介します。
ふもとっぱら ソロキャンプツーリングのリアルな体験談と攻略法を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
結論から言うと、ふもとっぱらは最高すぎて、私はまた必ず行きます!
【はじめに】憧れの地!なぜふもとっぱらでソロキャンを決行したのか

「いつかふもとっぱらの広大なフィールドで、目の前にそびえ立つ富士山を眺めながらキャンプをしたい」
これは、ソロキャンパー、そしてバイク乗りにとって共通の夢ではないでしょうか。
聖地・ふもとっぱらを選んだ3つの理由

YouTubeやSNSで絶景を見るたびに、憧れを募らせていた聖地、それがふもとっぱらキャンプ場です。今回、念願叶って愛車(バイク)でソロキャンプツーリングを決行しました。
なぜ数あるキャンプ場の中からふもとっぱらを選んだのか?理由は大きく分けて以下の3つです。
- 「キャンプの聖地」としての魅力: やはり、広大なフリーサイトから望む富士山の絶景は、他に代えがたいロケーションです。SNSやメディアで頻繁に紹介されているのを見て、「ミーハーかもしれないけど、一度は行ってみたい!」という気持ちが抑えられませんでした。
- ホームページで見た圧倒的な広さ: バイク一台で乗り入れるソロキャンプだからこそ、広々としたフリーサイトでゆったりと過ごしたい。その希望を叶えてくれる開放感が、ふもとっぱらにはありました。
- 後悔しない価格設定(料金の安さ): そして決め手となったのが、キャンプ料金の安さです。この絶景と設備、そして広さを考えると、「もし天気が悪くても、後悔しない」と思えるリーズナブルな価格だったことも、初心者として挑戦しやすかった大きな理由です。
今回のツーリングは1泊2日で、季節は9月の下旬です。
次章では、誰もが知りたい最高の設営場所について、詳しくお話ししていきます!
絶景富士山を独り占め!ふもとっぱらのベストな設営場所と選び方

ふもとっぱらの設営場所選びは、フリーサイトだからこそ悩むポイントです。
ベストな場所は個人のキャンプスタイルによって変わってきますが、初めて行った私が実際に設営してみて感じた、場所選びのコツをお伝えします。
特に重要視すべきは**「トイレとの距離」**です。
設営場所とトイレの距離は「利便性」か「静けさ」で選ぶ
ふもとっぱらでは、トイレや水場などのセンター施設との距離をどう取るかで、キャンプの質が大きく変わります。
| 場所 | メリット | デメリット |
| センター施設付近 | トイレ、炊事場、売店が近く利便性が高い。初めての方も安心。 | 人の往来が多く、常に賑やか。静かに過ごしたい人には不向き。 |
| サイトの隅(端) | 人の視線が気にならず、極めて静か。プライベート感が保てる。 | トイレやお風呂、売店まで徒歩で時間がかかる。夜間の移動が不便。 |
私が選んだのは「あえて遠く、サイトの隅」

今回、私は「静けさ」を最優先したため、あえてセンターハウスから離れたサイトの隅に設営しました。
その結果、設営中も撤収時も、他人の視線をほとんど気にすることなく、静かに一人だけの時間を過ごすことができました。

広大なフィールドの端っこで、自分だけの空間を独り占めできたのは最高でした。
隅っこ設営の意外なメリット
利便性を犠牲にした代わりに得られた意外なメリットもありました。
トイレや売店へ歩いていく道すがら、他の方の**様々なキャンプスタイルを「ちょこっと覗き見」**できました。
「あのテントかっこいいな」「こんなギアもあるんだ」と、キャンプの勉強になるんです。
結論:利便性重視ならセンター付近、静かに過ごすなら隅へ
初めてのふもとっぱらで利便性を優先するなら、センターハウス付近が断然おすすめです。
設営場所が分からなかったり、急な買い出しが必要になったりしても安心です。
一方、ソロキャンプで絶景富士山と静寂を独り占めしたい方は、多少の不便さを受け入れて、サイトの隅を狙ってみてください。最高のプライベート空間が手に入りますよ。
準備が全て!ソロキャンプツーリングで失敗しないための持ち物リスト
キャンプツーリングの醍醐味は、限られた積載の中でいかに快適なキャンプを実現するかを考える点にあります。
ここでは、私がふもとっぱらで実際に持っていって「本当に役立った!」「これのおかげで失敗を避けられた!」と感じた厳選3アイテムをご紹介します。
1. バイク転倒を未然に防ぐ!スタンド用「木の板」

キャンプサイトはアスファルトではないことがほとんどです。
ふもとっぱらのような広大なフリーサイトでは、芝生や、雑草が生い茂る不安定な土の場所に設営する可能性が高くなります。
そこで最も重要だと感じたのが、サイドスタンドの下に敷く小さな木の板です。
私が設営した場所も、見た目以上に地面が柔らかく不安定でしたが、この木の板のおかげで大切な愛車の転倒を防ぎ、安心して駐車することができました。
ツーリングの安全を確保する上で、これは必須級のアイテムです。
2. 迷子&作業用に!小型LEDライトを2台体制で

ふもとっぱらのような大規模なキャンプ場は、夜になると本当に真っ暗になります。何をするにも照明が必須ですが、ツーリングでは大きなランタンは積載できません。
私が持って行って正解だったのは、小型のLEDライトを2台体制にしたことです。
- 1台目:テントに吊るす(サイトの目印&常夜灯)
- 2台目:手持ち(トイレや水場への移動用)
こうすることで、トイレに行く際などに自分のテントを見失う心配がありません。
また、肉の焼き加減をチェックするなど、手元の作業には光量が十分な小型ライトが非常に役立ちます。
欲を言えば、両手が空くヘッドライトもあれば、さらに便利だと感じました。
3. ソロに最適なサイズ!小型スキレットで楽しむ肉料理

キャンプツーリングの荷物は限られますが、食事の「美味しさ」と「雰囲気」は諦めたくありません。そこで大活躍したのが小型のスキレットです。
サイズが小さいため持ち運びやすく、一人分の肉を焼くのにちょうど良いサイズでした。スキレットで焼いた肉は、熱々のままいただくことができ、雰囲気も抜群です。
荷物が限られる中で「何を持っていくか」を工夫するのも、キャンプツーリングの醍醐味です。限られた空間を有効活用するギア選びをぜひ楽しんでみてください。
ふもとっぱらの施設は実際どう?(トイレ・炊事場・売店レポート)
ふもとっぱらの施設に関しては、結論から言うと「期待以上で◎」でした。
広大なキャンプ場であるにもかかわらず、トイレ、炊事場、売店の全てが非常に綺麗で使いやすく、初心者でも安心して利用できるレベルだと感じました。
トイレレポート:清潔感があり安心
一番気になるのがトイレですよね。私が利用した施設は、きれいに使われていて、掃除もまめに入っているのが伝わってきました。
- 清潔感: 高いレベルで保たれています。
- 設備: トイレットペーパーも十分なほど補充されており、補充切れの心配はありませんでした。
安心して利用できる清潔なトイレは、ふもとっぱらの大きな魅力の一つだと感じました。
炊事場レポート:利用しやすい分離設計が◎
炊事場も、使いやすさが徹底されていました。
- 清潔感: こちらも非常にきれいに清掃されており、気持ちよく使えました。
- 構造の工夫: 炊事場では、皿や鍋を洗うシンクと、焚き火の後のコンロや炭を洗う場所が明確に分離されていました。これにより、シンクが油や炭で汚れるのを防いでおり、利用者のマナーアップにも繋がっているように感じました。
この「分離設計」は、利用者への配慮が行き届いている証拠であり、非常にポイントが高かったです。
売店レポート:緊急時も安心の品揃え
センターハウス内にある売店もチェックしました。


- 品揃え: 必要なものが一通り揃っており、薪やガス缶(CB缶、OD缶、ホワイトガソリン)といった必需品はもちろん、ふもとっぱら限定グッズ、お酒、お土産も並んでいました。
- 緊急時の安心感: バイクでのソロキャンプツーリングだと、どうしても忘れ物や予期せぬトラブルがつきものですが、この品揃えなら緊急時の買い出しにも困ることはないと感じました。
ふもとっぱらは料金がリーズナブルでありながら、これだけ施設が充実しているのは驚きです。
初めての方も、施設面での心配は無用だと断言できます。
売店の営業時間は9:00~17:00となっているので気を付けましょう。
疲れが吹き飛ぶ!サイト内の金山温泉が無料で利用可能
キャンパーにとって嬉しい情報、サイト内にある金山温泉について。
バイク乗りに最高!人工温泉「金山温泉」


なんと、ふもとっぱらキャンプ場内にあるお風呂(金山温泉)は無料で利用できます!
ソロキャンプツーリングでは、汗を流す場所を探すのが大変ですが、サイト内で疲れを癒せるのは最高の贅沢です。
| サービス | 詳細 | 補足 |
| 利用料金 | 無料 | キャンプ場利用料に含まれています。 |
| 種類 | 人工温泉 | 広々とした浴槽で疲れが取れます。 |
| 完備品 | リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤー | タオル1枚持っていけばOK!荷物が減らせます。 |
| 利用時間 | 15:00 ~ 20:30 | 時間厳守です。 |
【裏技かも?】フライングタイムが狙い目
利用時間は15:00スタートですが、私はジャストの15:00に行ったところ、すでに浴場から出てくる人がいました。多少のフライング利用はOKな雰囲気があるかもしれません。
なぜフライングが裏技かというと、ジャストタイム以降は続々と人が来て混雑するからです。のんびりお風呂に入りたい方は、**少し早めの時間(フライングタイム)**を狙ってみるのがおすすめです!
ただし注意点も!
貴重品を管理するロッカーは完備されていません。利用する際は、貴重品の管理に十分注意し、タオルや着替えと一緒に自己管理するようにしましょう。
絶景富士山で冷えた体を無料の温泉で温められるふもとっぱら、本当に至れり尽くせりですよね!
【最高だった瞬間】絶景富士山!最高の写真が撮れたスポット
今回のふもとっぱら ソロキャンプツーリングで、最も感動し、最高の写真が撮れたのは、やはり時間帯による富士山の劇的な変化でした。
富士山が見える前提にはなりますが、特に夕暮れ時と夜明け時の景色は、まさに息をのむ美しさでした。
夜明けの富士山が最高!静寂の中で刻々と変わる絶景

私が最も心奪われたのは、夜明けの景色です。
- 静寂と色彩: 夜明け前の静寂の中、東の空がゆっくりと色づき始め、富士山の稜線がくっきりと浮かび上がってくる様子は、ただただ**「素敵すぎる」**の一言でした。
- 刻々と変化する表情: 朝日とともに、青からピンク、富士山の表情が刻々と変化していきます。その様子をぼーっと見ていられるのが、ふもとっぱらの贅沢な時間です。
実際、スマートフォンでその変化を定点カメラで撮影しているキャンパーも見かけました。後でタイムラプス動画で見返せば、きっと最高の思い出になるでしょう。
ふもとっぱらに来た証!富士山ロゴ入り看板スポット

ふもとっぱらに来た**「証」として誰もが記念に撮りたいスポットがあります。それが、センターハウス横にある富士山のロゴ**が入った看板です。
- 場所: センターハウス(売店がある建物)のすぐ横に設置されています。
- 特徴: ふもとっぱらの看板と日付、その背景に富士山を一緒に収めることができる、定番中の定番スポットです。
【結論】ふもとっぱらでのソロキャンプは本当に最高だった(また必ず行く!)
今回のふもとっぱら キャンプツーリングは、最高の景色と最高の自由を味わえた、忘れられない旅になりました。
ソロキャンパーにとって、ふもとっぱらは聖地であると同時に、練習場でもありました。
懸念していた風対策や寒さ対策も、適切な準備さえすれば問題なし。清潔な施設とリーズナブルな料金は、初心者でも挑戦しやすい環境を整えてくれています。
絶景を前に静かに過ごす至福の時間は、バイクで荷物を厳選してきた苦労を全て吹き飛ばしてくれました。
結論。
ふもとっぱらは、キャンプの魅力を最大限に引き出してくれる場所です。
また必ず、この富士山に会いに戻ってきます!


