「温泉で癒やされたいけど、夜も楽しみたい!」
都心からも新幹線でサクッと行ける熱海は、海を望む絶景温泉はもちろん、実は夜の遊び場も充実していることをご存知ですか?
この記事では、定番の観光を押さえつつ、宿でまったりするだけではもったいない!ドキドキが詰まった「大人の裏路地」を巡る、私が過ごした1泊2日のモデルコースを紹介します。
熱海駅に着いたらまずこれ!旅の疲れを癒やす「家康の湯」

新幹線や電車を降りて、いざ熱海駅の改札を出ると… 視界に飛び込んでくるのは、足湯「家康の湯」です!
「まだ旅館にも着いてないのに?」と思うかもしれませんが、せっかくの温泉地、この誘惑にあらがう必要はありません。長時間の移動で疲れた足をここで解放してあげましょう。
無料で楽しめるこの足湯は、その名の通り徳川家康公ゆかりの湯。
早速ベンチへGO!じんわりと温かいお湯に足を浸す瞬間、「ああ、熱海に来たんだな」と旅のスイッチが切り替わるのを感じるはずです。
旅のスタートダッシュにふさわしい、気持ちの良いリフレッシュ体験から。
【熱海駅を出たら即直行!】仲見世&平和通り名店街で食べ歩き


足湯でほっこりした後は、いよいよ熱海観光のスタートです!熱海駅を背にして左右に広がるのが、2大商店街「仲見世名店街」と「平和通り名店街」。どちらもレトロな雰囲気と活気に満ちており、歩いているだけで気分が上がります。
昼食前の軽い腹ごしらえやお土産の偵察を兼ねて、熱海の活気を感じながら商店街を散策してみましょう。
願いを叶える熱海のパワースポット!湯をかける「夢掛け地蔵」
平和通り名店街を奥へと進んでいくと、突然現れる癒やしスポット「手湯 福福の湯」。
そしてその隣で、優しい笑顔で私たちを見守ってくれているのが「夢掛け地蔵」です。

こちらのお地蔵様の特徴は、願い事をするときにお湯をかけてあげること!
隣にある手湯の源泉「福福温泉」を、柄杓を使ってお地蔵様にかけてあげると、夢が叶って幸せになれると言われています。
手湯で手を温めて癒やされつつ、可愛いお地蔵様にそっと夢を託すひととき。レトロな商店街の賑やかさの中に、ほっこりする時間が流れます。
活気ある商店街の中なので、見過ごしてしまいがちですが、このお地蔵様を探せたらきっと福が来ますよ!ぜひ見つけてみてね。
【混雑回避の穴場】ATAMIXの地下で出会った衝撃の「マグロ丼」
食べ歩きで小腹は満たされましたが、いよいよガッツリとランチタイム!
しかし、駅前の商店街はどこも行列…。そんなときこそ知っておきたいのが、熱海駅前にある穴場スポット「ATAMIX(アタミックス)第一ビル」です。
駅を出てすぐの場所にあるこのビルは、お土産屋さんが集まる1階も便利ですが、私が目指すのは地下1階!

B1Fに降りると、そこには地元の人も通うような隠れた名店が並んでいます。
その中でも特におすすめしたいのが、新鮮なマグロを豪快に味わえるマグロ専門店です。

ここでは、その日仕入れたばかりの新鮮なマグロをリーズナブルに堪能できます。
「穴場」とご紹介しましたが、このSNSの時代、私のように嗅ぎつけてくる人は少なくありません。
そのため、時間帯によっては多少の待ち時間が発生することをご承知おきくださいね。

今回注文したのは、「上マグロ丼(1,100円)」!もちろんその美味しさに大満足でした。
ただ、思わず目を奪われたのが、隣の方が召し上がっていた「まぐろや定食」です。
煮魚とお刺身がセットになっていました。どちらも楽しめてしまうなんて…!
次回は迷わずそれいきます。


有名人のサインも多数飾られていました。
地元客だけでなく、プロも認める人気店なのが分かります。
誘惑多き道すがら「熱海ニューフジヤホテル」へ
新鮮なマグロでお腹が大満足になったところで、いよいよ今夜の宿へ向かいます。
駅からはシャトルバスが出ていましたが、チェックインまで時間があったので、散策がてら徒歩で向かうことにしました。
宿泊先の「熱海ニューフジヤホテル」までは、歩いて約15分。道の途中には、私の大好物である雰囲気の良い立ち飲み屋さんがちょこちょこと現れます。

「ああ、ここで軽く一杯いきたい…!」と誘惑されましたが、先ほどの豪華なマグロ丼のおかげでさすがにお腹はパンパン。
今回はスルーです。次回熱海に来たときは、必ず立ち寄ってみたいですね。
誘惑を乗り越えてたどり着いた、レトロな外観の「熱海ニューフジヤホテル」。ここを拠点に、いよいよ夜が始まります!

熱海ニューフジヤホテルはレトロ!生花と社交ダンスの華やかさ
まずフロントで目を引いたのが、美しく生けられた生花でした。

最近はディスプレイのメンテナンスの都合上、造花を使っているホテルも増えていますが、こうして手間をかけて生花を生けているのは、訪れる側としてとても嬉しい心遣い。
思わず写真を撮ってしまいました。
またロビーで目についたのは、年配のお客さんが多いこと。
どうやら大きなダンスホールがあるようで、社交ダンスを楽しむ方々が多いようでした。
レトロな雰囲気のホテルに、華やかなダンスの衣装がよく映え、独特の活気と優雅さがあります。
老舗ホテルならではの、昔ながらの楽しみ方が根付いている空間だなと感じました。
【夕食はバイキング】アルコールも飲み放題!熱海ニューフジヤホテルの豪華な夜
チェックインを済ませたら、まずは温泉へ直行!旅の疲れをさっぱりと洗い流して、いよいよお楽しみの夕食タイムです。
熱海ニューフジヤホテルの夕食は、品数豊富な豪華なバイキング形式!和洋中、熱海の海の幸をふんだんに使った料理が並び、どれから食べようか迷ってしまいます。


そして、ここで一番嬉しかったのが、アルコールも料金に含まれた飲み放題だったこと!
温泉で火照った体に冷たいビールが染みわたる瞬間は、まさに至福のとき。
ビール、日本酒、ワイン、焼酎と種類も充実しており、追加料金を気にせず好きなだけ楽しめるのは、お酒好きの私にはたまりません。
新鮮なお刺身と冷たいビール、熱々の揚げ物とハイボール…。調子に乗って普段飲まない日本酒もいただきました。
【夜遊び】「アタミ銀座劇場」に潜入

温泉とバイキングでリラックスした後は、いよいよ「夜遊び充実」の第二部です。
ちょっと背伸びをしてホテルの外へ。私が向かうのは、熱海の夜の文化を今に伝える伝説的なスポット「アタミ銀座劇場」です。
料金(4,000円)を払い、少し遅れて入ったため、すでにショーは始まっていました。
レトロな雰囲気のステージで、この日は2人の踊り子さんが艶やかなパフォーマンスを披露。
約1時間のショーの間には、踊り子さんとお客さんとの軽快な会話ややりとりもあり、劇場全体がアットホームな雰囲気に包まれていました。
私が訪れた日は、お客さんは12人ほどで、意外にも女性客もいることに驚きました。
旅館でまったりするだけではない、熱海のディープな夜を体験したい方は、ぜひこのレトロな大人の遊び場を覗いてみてください。
【夜遊び】2軒目はショーパブ「GOLD RUSH」

レトロなムードを残しつつ、煌びやかなステージが印象的なこのお店。ここでは、本格的なダンスやトークが融合した華やかなショーを楽しむことができます。
ただし、料金システムについては少し注意が必要です。
基本の60分4,500円に加え、サービス料などが加算され、実質5,000円からスタートします。
さらに、このお店のポイントは「チップ」。ショーを盛り上げるため、ダンサーに渡すチップの購入を勧められます。
最低金額は2,000円からで、初めての私はひとまずこの2,000円のチップを購入しました。(チップは前金制でした)
また、ショーが始まるまでの間、カウンターの女の子たちが「私も1杯いいかな?」とドリンクをおねだりしてきます。断りづらい雰囲気もあり、私は60分の間に2杯ほどご馳走することに…。
女の子に聞いたところ、前金のチップがある程度集まらないと、ショーは開催されないとのこと。
極端な話、誰もチップを買わないと、ただのガールズバーのようになってしまうそうです。
私が訪れた日は残念ながらショーは1回だけでしたが、そのダンスはとても上手でセクシー!もっと見たかったな、というのが正直な感想です。
少人数でもチップが多いとショーが増えるそうなので、ガツンと盛り上げたい人は試してみてください!
【今回のお会計】
| 項目 | 金額 | 備考 |
| 入場料(60分) | 5,000円 | サービス料込み(後払い) |
| チップ | 2,000円 | 最低金額のチップを購入(前払い) |
| 女の子のドリンク | 2,000円 | 1,000円 × 2杯(後払い) |
| 合計 | 9,000円 | 60分の滞在費用 |
起雲閣でレトロ建築美を堪能!その後に向かうは…あの「秘宝館」!

一夜明けて2日目。
熱海ニューフジヤホテルを後にし、
次に向かったのは、熱海を代表する名建築「起雲閣(きうんかく)」です。
ここはかつて大正時代に建てられた別荘で、文豪たちにも愛された歴史ある場所。
和風、洋風、中国風の様式が融合した、ノスタルジックで美しい建物は、どこを切り取っても絵になります。


静かな庭園を散策したり、ステンドグラスが輝くサンルームで優雅な気分に浸ったりと、昨日とは打って変わって知的な朝のひとときを過ごしました。
そして、起雲閣で心を落ち着かせた後…!いよいよ熱海観光の「裏の顔」とも言えるスポット、あの「熱海秘宝館」へと向かいます。このギャップこそが、熱海旅の醍醐味ですよね!

この秘宝館へ行くには、海沿いの熱海後楽園ホテル前にあるロープウェイを利用します。
ゴンドラに乗り込み、ぐんぐんと山を登っていく間、眼下に広がるのは相模灘の絶景!青い海と熱海の街並みを一望でき、この眺めの良さだけでも登る価値があると感じました。

そして、山頂駅を降りてすぐの場所にあるのが、噂の秘宝館です。
館内は、ちょっと懐かしい昭和の香りが漂う大人のワンダーランド。ユーモラスで、どこか素朴なエロスをテーマにした展示物の数々に、思わず笑みがこぼれます。
ただし、ほとんどの展示物はカメラ・ビデオ撮影が禁止されていますのでご注意を。
一部、記念撮影がOKなユニークな展示もありますので、そちらで思い出を残しましょう。


決して万人向けではありませんが、熱海という温泉文化の中で育まれた、ディープな娯楽文化に触れることができる貴重なスポットです。
昨晩の「夜遊び」に続く、熱海ならではの刺激的な体験。友達やカップルで訪れれば、きっと盛り上がること間違いなしですよ!
まとめ
1泊2日の熱海旅行、いかがでしたか?
今回の旅で私は、駅前の足湯からレトロな商店街、マグロの穴場ランチ、優雅な温泉ホテル滞在、そして名建築巡りまで、熱海の「王道」の魅力をしっかり堪能しました。
しかし、この旅の真骨頂は、夜にありました。
温泉街の伝統的な「アタミ銀座劇場」、そして華やかなショーパブ「GOLD RUSH」。
少しドキドキする大人の裏路地に飛び込み、熱海のディープな夜の文化を知ることができました。
帰る前に立ち寄った「熱海秘宝館」からの絶景とユーモラスな展示も、この旅の最高の締めくくりです。
都心からも近くてアクセス抜群の熱海は、癒やしもグルメも夜遊びも、すべてを兼ね備えた旅先です。週末の「ゆるっと充実」旅の行き先に、ぜひ熱海温泉を選んでみてください。
【今回の旅で得られたもの】
- 絶品マグロ
- 極上温泉とアルコール飲み放題
- 起雲閣のレトロ建築美
- そして、熱海の「ちょっと秘密」な夜の思い出!
この記事が、あなたの熱海旅行計画の参考になれば嬉しいです!

