旅行予定日の2週間前、転倒して鎖骨を骨折し、肋骨にもヒビが入りました。
数ヶ月前から楽しみにしていた旅行だったので、正直なところ「もう無理かも」と思いましたが、それでもどうしても行きたかった大阪旅行。クラビクルバンドを装着したまま、思い切って行ってきました。
同じように、怪我をして旅行に行こうか迷っている方の参考になればうれしいです。
※最終的な判断は、あくまでご自身の体調と相談のうえ、自己責任でお願いします。
怪我の状態と旅行の決行判断

骨折から2週間が経ち、痛みはかなり引いてきましたが、完治はしていません。
肋骨にもヒビが入っているため、思いきりくしゃみをすることもまだできません。
医師に相談するか迷いましたが、結局しませんでした。
それほどまでに「行きたい」という気持ちが強かったのです。
怪我をした直後は、2週間後の旅行はあきらめていましたが、日が経つにつれて痛みが和らぎ、「やっぱり行きたい」という思いがどんどん強くなっていきました。
持ち物と事前準備
持ち物はできるだけ少なくしました。
季節もちょうどよい時期だったため、持っていったのは下着と靴下、スマホ、財布のみ。超シンプルな小さな肩掛けポシェットに収まりました。
服装は、下着もシャツも前開きのものを選びました。
↓の下着はボタンではなくマジックテープ仕様になっていたので、着替えがとても楽でした。
一応、病院でもらった痛み止めの薬も持っていきました。
交通機関の体験レポート
電車での移動はそれほどしんどくはなく、窓際の席に座ることができました。
右肩を骨折しているため、右側に人が来ないように注意しました。
誤って肩がぶつかると危険なので、特に混雑している地下鉄では慎重に乗車しました。
実際に行った場所の感想

今回の旅行は、ほぼ食べ歩きと街歩きが中心でした。食事は、椅子に座るタイプのテーブル席がおすすめです。
あぐらをかくような座敷席では、自然と背中が丸くなってしまい、クラビクルバンドが引っ張られて苦しくなります。
また、食事中も自分の目の前にあるものは問題なく食べられますが、手を伸ばして取る動作はやはり大変でした。仲間の協力が欠かせませんでした。
一緒に行ってくれたメンバーには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
「できないこと」の壁と、自分なりの向き合い方
クラビクルバンドは自分一人では着けられないため、旅行メンバーの中でお願いできそうな人に、旅行当日の朝、練習も兼ねて装着を手伝ってもらいました。
「いいよ。大丈夫だよ。」と快く引き受けてくれましたが、何度も頼むのは気が引けるし、仲間の時間をあまり奪いたくないという思いもあって、不安はありました。
結果的には、一度もバンドを外すことなく、無事に旅行を終えることができました。
そのためお風呂は、クラビクルバンドをつけたまま、下半身と顔、髪の毛だけを洗う程度にとどめました。
まとめ
もし骨折から1週間後の旅行だったら、きっと諦めていたと思います。まだかなり痛みが残っていたでしょうから。
全力で楽しむことはできませんでしたが、私の場合は2週間経っていたこともあり、おおよそ8割は楽しめました。やっぱり健康が一番ですね。
ただ、怪我をしてから2週間ほどほとんど動いていなかったせいか、旅先でたくさん歩いた結果、太ももの筋肉痛がひどかったです。
完治したらまた行ってきます。