「どこ飲みに行く?」
そう聞かれた瞬間、頭の中で予定を調整したり、相手の好みを考えたりして、ちょっとだけ疲れてしまうことはありませんか?
「お酒はみんなでワイワイ飲むのが楽しい」という風潮がありますが、私は、飲み歩きは「1人」がベストと考えます。
誰にも気を遣わず、食べたいものを食べ、帰りたい時に帰る。それは寂しさではなく、究極の贅沢。
今回は、複数派と1人派のメリット・デメリットを比較しつつ、なぜ1人飲みが最高なのか語ります。
賑やかで楽しいけれど…「複数派」のメリット・デメリット

1人が最高!と言いつつも、もちろん私も「みんなで飲む楽しさ」を知らないわけではありません。
賑やかな席には、それなりの良さがありますよね。
でも、楽しさの裏には「複数人だからこそ」のちょっとしたストレスや、自由を制限される瞬間が隠れているのも事実。まずは客観的に、複数派のメリットとデメリットを解剖してみます。
複数呑み メリット
複数人で飲むことの一番のメリットは、やっぱり「楽しさの共有」です。
- いろんな料理をシェアできる(1人じゃ頼めない大皿料理もいける!)
- 会話が弾んで、とにかく賑やか
美味しいものを囲んで「これ旨いね!」と言い合える時間は、文句なしに楽しいものです。
そしてもう一つ、大勢でいることの隠れたメリットは、「周りの目が気にならない」ということ。
店内でポツンと浮いてしまうこともないですし、他人から「あの人、1人で寂しそう……」なんて思われる心配もゼロ。
いわば、圧倒的な「安心感」があるのが複数派の強みです。
複数呑み デメリット
一方で、複数派のデメリット。一言でいうなら「とにかく相手に合わせるエネルギーが半端ない」ということです。
食い違いだらけの「好み」と「状態」

お腹の空き具合も、つまみの好みも人それぞれ。
本当はこれが食べたいのに、相手を気にして注文を遠慮したり、店選びに迷ったり……。
さらに「私は立ち飲みでサクッと行きたいけど、相手は疲れて座りたがっている」なんて、お互いのコンディションを気にするだけでも疲れてしまいます。
ぶっちゃけ、興味のない話は疲れる
気心の知れたマブダチならまだしも、そうじゃない相手の興味のない話をニコニコしながら聞く時間は、正直言ってつらいです(笑)。
「店の好み」と「空気感」のギャップ

お店の雰囲気だって好みがあります。
私はちょっと味のある「少し小汚い感じの店」が好きですが、相手がそれを好むとは限りません。
最悪なのは、入ったお店の雰囲気が悪かったとき。「あ、ここハズレだな。すぐ出たい…」と思っても、相手がいると自分の一存では退店できません。
地味にのしかかる「お金のストレス」
自分がそこまで望んでいない料理に対してお金を払うのは、地味に大きなストレスだったりします。
いくら出せばいいんだろう?
相手がいるから悩んでしまうストレス。
寂しいなんて言わせない!「1人派」のメリット・デメリット

さあ、お待たせしました。
これらすべての「気遣い」と「不自由さ」を綺麗さっぱり脱ぎ捨てた先にあるのが、「1人飲み歩き」です。
複数人で飲むのが「協調性の世界」なら、1人飲みは「完全なる独裁国家」。誰の顔色もうかがう必要はありません。
世間からは「寂しい人」なんて思われることもありますが、とんでもない。一度味わったら二度と抜け出せない、1人飲み派の「究極の自由」をここから語ります。
1人呑み メリット

1人飲み歩きのメリット、それは一言で言えば「すべてにおける主導権が『俺』にある」ということです。
完全なる自由、顔色をうかがう必要なし

店の雰囲気選びも、食べたいものも、選ぶのは100%自分。 店に入って長居するのも、サクッと1杯で出るのも自由。誰の顔色をうかがう必要もありません。
混んだ店にもスルッと入れる「ソロの特権」
満席に見える混み合った店でも、1人なら不思議と入れるもの。店員さんや常連さんが少しずつズレて、スペースを作ってくれたりします。
「すみません」と言いながら肩を入れ、少し狭苦しく、小さくなりながらすするお酒……これがまた、妙に旨いんですよね。
一期一会のドラマと、0秒の撤退
カウンターで小さくなっていると、隣の人と意気投合して仲良くなったりするドラマもあります。
逆に「ちょっと隣の人と気が合わなそうだな……」と思えば、すぐに店を変更できるフットワークの軽さも1人ならでは。
自分のための会計と、自由な「冒険」
会計だって、100%自分が頼んだものに対しての価格。なんのモヤモヤもありません。
「これ、どんな味だろう?」と気になった見慣れないおつまみや、ちょっと変わったお酒だって、誰に気兼ねすることなく「実験」感覚で冒険できます。
そうして1軒目を終え、心地いい酔い覚ましに「次はどこに行こうか」とフラフラ探す時間……これがもう、たまらなく楽しいのです。
1人呑み デメリット
1人が最高!と大絶賛してきましたが、フェアにデメリット(というか、1人ならではのピンチ)も挙げておきます。
つまみの量が「思ったより多い」と焦る

初めてのお店などで、頼んだつまみのボリュームが予想以上に多かったときはちょっと焦ります。
複数人ならシェアして色々と食べられますが、こちらはソロ。
それだけでお腹が膨れてしまい、「もっと他のメニューも開拓したかったのに、もう次が入らない……!」という贅沢な大誤算が起こります。
「カウンター席なし」の店は、ちょっとした試練

1人飲みにとって、カウンターは聖域。
だからこそ、テーブル席しかないお店は少しハードルが高めです。
「どうぞー!」と4人掛けの広いテーブル席に案内された日には、ボッチ感がきわまりありません。
周りの目が気になります。
まとめ:自分のペースで楽しむお酒が、一番美味い!
複数人でワイワイ賑やかに飲む楽しさも、もちろんあります。
でも、日頃から仕事やプライベートで周りに気を遣っている私たちだからこそ、たまにはすべてから解放される時間が必要ではないでしょうか。
店選びの主導権は100%自分。 誰の顔色もうかがわず、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲み、帰りたい時に帰る。
時に、混み合ったカウンターの片隅で、少し狭そうにすする1杯のお酒。それこそが、何物にも代えがたい「究極の贅沢」です。
寂しいなんて言わせておけばいい。
「気遣いゼロ、決断0秒」の1人飲み歩き。 あなたも今夜、ふらりと居酒屋ののれんをくぐってみませんか?
自宅で『完全なる1人飲み独裁国家』を開国するのもアリです。誰にも邪魔されない至高の晩酌セットを置いておきますね。

